プラセボのレシピ

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「恋の始まりと終わり」についての考察

2019年06月28日 · 恋愛

恋愛において、
「あの人だけは好きになってはいけない」
と思った時は手遅れなのですが、

「あの人だけをちゃんと好きにならなければ」
と思った時もまた手遅れなのです。

(プラセボのレシピ:第374話)

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記憶力を高めたい !?

2019年06月27日 · 人生, 仕事

「記憶力の高め方が知りたいです」

先日、こうした相談を受ける機会がありました。

書店のビジネス書コーナーでは、定期的に「記憶術」関連の本がランクインされることから、記憶力に関して多くの方が関心を持たれていることが伺えます。

しかし、これは裏を返すと「確実に記憶力を上げる方法」は存在しないがゆえの定期的な刊行である印象も受けるのです。

また、ドラッグストアのサプリメントのコーナーにも、DHAやセサミン、イチョウの葉といった、「記憶力」関連の商品が多数並んでいますが、その効果については未だ不確かだと言えるでしょう。※

そもそも、なぜ私達は自身の記憶力を高めることにそこまで関心を持つのでしょう。

もちろん、記憶力が良くなれば、大切な人の名前や、読んだ書籍の内容を忘れてしまうことを防ぐことができるかもしれません。

しかし、精神科で仕事をしていると、過去の嫌な記憶によって長らく苦しまれている方が、あまりにもたくさん来られるのです。

つまり、もし「記憶力が上げたい」と思ったその時は、メリットだけでなくデメリットについても考える必要があると思うのです。

「幸せとは、健康で記憶力が悪いことだ」

これは、アルベルト・シュバイツアーの言葉なのです。

(プラセボのレシピ:第373話)

※ サプリを製造しているメーカーの、社員の「服薬率」を調査することで、何か見えてくるかもしれません。

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職場における自分の価値とは

2019年06月07日 · 仕事

派遣とか、正社員とか。
中小とか、大企業とか。

こうした、
「どのようなカテゴリーに自分が属するのか」
を気にする方は少なくありません。

しかし、そんなことよりも、

今の職場を「辞めます」と言ったその際に、

共に働いている何割の方が「考え直して欲しい」と言ってくれるのか。

それこそが、まさにその方の職業人としての魅力であり価値だと思うのです。

(プラセボのレシピ:第372話)

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発達はどこからが「障害」なのか ?

2019年06月04日 · 仕事, 社会精神医学

「仕事が長続きしない息子に、発達障害の検査をお願いします」

クリニックで勤務していると、こうした相談を受けることが少なからずあります。

昨今、発達障害(の診断件数)は増加の一途をたどっているわけですが、

「では、どこでその線引きを行なうのか」については、まだまだ曖昧な点も多いのです。

今日は、この発達障害の診断について、少し他とは異なる視点で書いてみたいと思います。

そもそも、精神の障害(異常)とは、一体誰が何をもって認定するのか。

もちろん、医療上は精神科医が診断や告知をする役割を担っているわけですが、

その障害を認定する根拠については、担当医の医学的な知識ではなく、

診断を受ける方が身を置く「社会や文化」に拠るのです。

例えば、農家の方が豊作を祈願して、祭壇にウサギと羊の生贄を捧げたなら、

古代の呪術的な文化では正常とみなされますが、現代社会では「妄想状態」と診断されます。

また、「いつか人を斬ってみたい」といった思想を持つ小学生も、

戦国時代であったなら「頼もしい少年」かもしれませんが、現代社会においては「素行障害」と診断されうるのです。

つまり何が言いたいのかと言うと、発達障害を含む精神の障害や異常を認定するためには、

診断をくだす側の人物が、対象となる方の置かれている社会や文化、生活背景などを十分に理解していることが求められるのです。

冒頭の質問に戻るのですが、昨今において「仕事が続かない」という症状(状態)は、果たして本当に発達障害を疑わせるものなのか。

もちろん答えはケースバイケースではあるのですが、

「年功序列や終身雇用は崩壊した」と言いながらも、国内の大手企業では未だその名残は多分に残っており、

わりを食うのはいつだって社会に出て間もない若者です。

また、駅の構内やネット上には、転職会社の広告がこれでもかとばかりに掲載され、彼らの勤労意欲を剥ぎ取るのです。

こうした現代の日本において、「仕事を辞めずに続けている」なんて若者の方が、私はむしろ特異的な印象を受けますし、

仮に、発達にいくばくかの障害を抱えていたとしても、これが平成の中頃までの時代であったなら、

「採用されたからには何かしらの続けられる仕事が用意され、発達障害と診断されることは起こりえなかった」

という構造を、多くの方に知って頂きたいのです。

(プラセボのレシピ:第371話)

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「怒り」の出所はどこにあるのか

2019年05月25日 · 恋愛

「著名人の不倫に怒る人の心理を教えてください」

先日、こうした質問を受ける機会がありました。 ※1

そもそも、人はなぜ怒るのか。

「怒りにはいつも理由がある。ただし、正当な理由はめったにない」

これは、ベンジャミン・フランクリンの言葉ですが、

人の怒りの根源は、おそらく自身に対する「無力感」だと思うのです。

人は、生まれてから何年もの間、養育者の保護なくして生きることができません。

また、人は常に自身や大切な人の「死」という問題から逃れることもできないのです。

つまり、人は自我が芽生えたその時から、常に生や死を代表として「無力感」から、なんとかして目を逸らそうと必死に生きており、※2

そして、少しでもこの「無力感」を意識にあげる刺激にさらされようものなら、激しい怒りをその対象にぶつけるのです。

冒頭の質問に戻りますが、なぜ、なんら自分には実害の無い「著名人の不倫」に腹を立てる人がいるのでしょう。

おそらくその答えは、そうした方にとっての不倫報道とは「自身のパートナーに対する無力感」を大いに刺激するからだと思うのです。

(プラセボのレシピ:第370話)

※1 NHK・クローズアップ現代+(5/29 22時~放映)

※2 この対処に失敗すると、人はワーカーホリックを含め、アルコールやギャンブル、性などに依存するのかもしれません

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「やる気」という名の妄想

2019年05月10日 · モチベーション

「やる気を出す方法を知りたいです」

と話す人がいます。

・運動に取り組めない
・読書ができない
・ダイエットが続かない

しかし、「運動ができない」なんて人も、

・AKB48(ジャニーズ)メンバーとの鬼ごっこ
・1キロ走る(歩く)たびに1万円が手に入る

といった状況であったなら、誰もが走りだします。

また、「読書ができない」なんて人も、

・行き詰まっているゲームの攻略本
・株で確実に稼げるようになるスキル

といった本があったなら、誰もがページをめくり出すのです。

もちろん、こうした話はあまりにも非現実的です。

しかし、私がここで言いたい事は、

やる気とは「有る・無し」「出る・出ない」で語るものではなく、

それを取り組むにあたって要するであろう心理的なコストと、

それを取り組んだ後に得られるであろう心理的な報酬の差額に過ぎない、

ということなのです。

(誰だってメリットが大きければやる気は出ますし、その反対も然りです)

つまり、「やる気」を出せる人と出せない人がいるのではなく、

「やる気の出る目標」を、立てられる人と立てられない人がいるだけなのです。

(プラセボのレシピ:第369話)

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「フリ」の力

2019年04月26日 · モチベーション

「緊張する自分を変えたいです」

先日、こんな相談を受ける機会がありました。

・面接やプレゼン
・試合や大会

こうした場面での緊張に悩まれている方は少なくありません。

しかし、残念ながら緊張を解決するためには、慣れるしかないのです。

なぜなら緊張の正体とは

・失敗したら大変なことにになる
・ここで勝たなければ未来がない

といった未来に対する不安や恐れであり、

慣れはそうした認識が「根拠の無い思い込み」であることを教えてくれるからです。

では慣れるまでは何をしたらよいのかというと、

「頑張って、緊張していないフリをする」

が答えなのです。

・背筋を伸ばし、胸を張り、ゆっくりと歩く。
・前を向き、遠くを見つめ、ゆっくりと話す。

もちろん、初めから全て完璧には出来ないかもしれません。

しかし、回数を重ねることで「フリ」は着実に上達していき、

そして、いつしか「フリをすること」自体が不要となる日が訪れるのです。

(プラセボのレシピ:第368話)

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「あいつは傲慢だ」と叩く人

2019年04月18日 · 仕事

「結果を出したからといって、あの態度は許せない」と話す人がいます。

たしかに、世の中には、会社員しかり、アスリートしかり、政治家しかり、「結果は出すが態度が傲慢」といった方が一定数存在します。

しかし、では「結果を出すが傲慢な人」と「結果は出ないが謙虚」な人では、はたしてどちらが組織にとって有用(リストラされにくい)かと言うと、おそらく前者なのです。

もちろん、だからといって私はここで傲慢な態度を肯定するつもりはありません。

しかし、長きに渡って結果を出し続けた人は、いつしか承認欲求が満たされ自ずと謙虚になりますし、もしも途中で結果が途絶えたなら、もはや傲慢な態度は取れなくなるため、やはり謙虚となるのです。

つまり、傲慢とは謙虚へのプロセスとも言えるのです。

一方、たとえ謙虚であろうと結果が出ない人は、「結果は出すが傲慢な人」を批判している限り、残念ながら結果が出る可能性は低いままだと言えるのです。

なぜなら、そうした方には「結果を出した」という純然たる事実への敬意が無いため、「成功者から学ぶ」といった姿勢が取れないからです。

結果を出した人に対して「傲慢」と叩く人は、往々にして自分自身を謙虚と捉える傾向にありますが、現実には、そうした態度こそが難治な傲慢である可能性をはらんでいるのです。

(プラセボのレシピ:第367話)

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自分を変えたい!?

2019年04月16日 · 成功哲学

「ダメな自分を変えたいです」といった相談を受けることがあります。

しかし、「頑固な人」と「軸がぶれない人」では何が異なるのでしょうか。

「堅苦しい人」と「律儀な人」の違いはどこにあるのでしょうか。

結局、あなたの特性とは、あなたに好感を持つ人には長所として映り、好感を持たない人には短所として映るだけなのです。

「自分を変えたい」と感じた方が取り組むべき課題とは、「自分を律する」といった行為ではなく、

「周囲の人に配慮や思いやりが欠けている」現状を、自覚することかもしれないのです。

(プラセボのレシピ:第366話)

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人は、死を考えることで始めて生きられる

2019年04月10日 · 人生

「今日は何の日 ?」

と、尋ねられたなら、あなたは何と答えるでしょうか。

おそらく多くの方が、

「普通の日」

と、答えると思います。

しかし、ちょっと考えてみて欲しいのです。

今日という一日は、

昨日、亡くなられた方が、なんとしてでも迎えたかった一日であり、

あなたの残りの人生における、第一日目でもあるのです。

(プラセボのレシピ:第365話)

参考:人生を動かす賢者の名言

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