プラセボのレシピ

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「やる気」という名の妄想

2019年05月10日 · モチベーション

「やる気を出す方法を知りたいです」

と話す人がいます。

・運動に取り組めない
・読書ができない
・ダイエットが続かない

しかし、「運動ができない」なんて人も、

・AKB48(ジャニーズ)メンバーとの鬼ごっこ
・1キロ走る(歩く)たびに1万円が手に入る

といった状況であったなら、誰もが走りだします。

また、「読書ができない」なんて人も、

・行き詰まっているゲームの攻略本
・株で確実に稼げるようになるスキル

といった本があったなら、誰もがページをめくり出すのです。

もちろん、こうした話はあまりにも非現実的です。

しかし、私がここで言いたい事は、

やる気とは「有る・無し」「出る・出ない」で語るものではなく、

それを取り組むにあたって要するであろう心理的なコストと、

それを取り組んだ後に得られるであろう心理的な報酬の差額に過ぎない、

ということなのです。

(誰だってメリットが大きければやる気は出ますし、その反対も然りです)

つまり、「やる気」を出せる人と出せない人がいるのではなく、

「やる気の出る目標」を、立てられる人と立てられない人がいるだけなのです。

(プラセボのレシピ:第369話)

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「フリ」の力

2019年04月26日 · モチベーション

「緊張する自分を変えたいです」

先日、こんな相談を受ける機会がありました。

・面接やプレゼン
・試合や大会

こうした場面での緊張に悩まれている方は少なくありません。

しかし、残念ながら緊張を解決するためには、慣れるしかないのです。

なぜなら緊張の正体とは

・失敗したら大変なことにになる
・ここで勝たなければ未来がない

といった未来に対する不安や恐れであり、

慣れはそうした認識が「根拠の無い思い込み」であることを教えてくれるからです。

では慣れるまでは何をしたらよいのかというと、

「頑張って、緊張していないフリをする」

が答えなのです。

・背筋を伸ばし、胸を張り、ゆっくりと歩く。
・前を向き、遠くを見つめ、ゆっくりと話す。

もちろん、初めから全て完璧には出来ないかもしれません。

しかし、回数を重ねることで「フリ」は着実に上達していき、

そして、いつしか「フリをすること」自体が不要となる日が訪れるのです。

(プラセボのレシピ:第368話)

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「あいつは傲慢だ」と叩く人

2019年04月18日 · 仕事

「結果を出したからといって、あの態度は許せない」と話す人がいます。

たしかに、世の中には、会社員しかり、アスリートしかり、政治家しかり、「結果は出すが態度が傲慢」といった方が一定数存在します。

しかし、では「結果を出すが傲慢な人」と「結果は出ないが謙虚」な人では、はたしてどちらが組織にとって有用(リストラされにくい)かと言うと、おそらく前者なのです。

もちろん、だからといって私はここで傲慢な態度を肯定するつもりはありません。

しかし、長きに渡って結果を出し続けた人は、いつしか承認欲求が満たされ自ずと謙虚になりますし、もしも途中で結果が途絶えたなら、もはや傲慢な態度は取れなくなるため、やはり謙虚となるのです。

つまり、傲慢とは謙虚へのプロセスとも言えるのです。

一方、たとえ謙虚であろうと結果が出ない人は、「結果は出すが傲慢な人」を批判している限り、残念ながら結果が出る可能性は低いままだと言えるのです。

なぜなら、そうした方には「結果を出した」という純然たる事実への敬意が無いため、「成功者から学ぶ」といった姿勢が取れないからです。

結果を出した人に対して「傲慢」と叩く人は、往々にして自分自身を謙虚と捉える傾向にありますが、現実には、そうした態度こそが難治な傲慢である可能性をはらんでいるのです。

(プラセボのレシピ:第367話)

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自分を変えたい!?

2019年04月16日 · 成功哲学

「ダメな自分を変えたいです」といった相談を受けることがあります。

しかし、「頑固な人」と「軸がぶれない人」では何が異なるのでしょうか。

「堅苦しい人」と「律儀な人」の違いはどこにあるのでしょうか。

結局、あなたの特性とは、あなたに好感を持つ人には長所として映り、好感を持たない人には短所として映るだけなのです。

「自分を変えたい」と感じた方が取り組むべき課題とは、「自分を律する」といった行為ではなく、

「周囲の人に配慮や思いやりが欠けている」現状を、自覚することかもしれないのです。

(プラセボのレシピ:第366話)

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人は、死を考えることで始めて生きられる

2019年04月10日 · 人生

「今日は何の日 ?」

と、尋ねられたなら、あなたは何と答えるでしょうか。

おそらく多くの方が、

「普通の日」

と、答えると思います。

しかし、ちょっと考えてみて欲しいのです。

今日という一日は、

昨日、亡くなられた方が、なんとしてでも迎えたかった一日であり、

あなたの残りの人生における、第一日目でもあるのです。

(プラセボのレシピ:第365話)

参考:人生を動かす賢者の名言

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「読書」と「苦労」の共通点

2019年04月05日 · 人生

世の中には、やたら「自分の苦労話」をするのが好きな人がいます。

・自分は○○のハンデを抱えているので、…
・自分の親が○○だったので、… 
・自分の組織は○○なので、…

今日は、こうした心理について考えてみたいと思います。

話は変わりますが、なぜ読書家はたくさんの本を読むのでしょう。

おそらくその答えは、

人は読書をすればするほど「自分の無知さ」と向き合わされるため、より一層、本を読むようになるのだと思います。

では、話を「苦労」に戻してみますと、

世の中で最も苦労してきた人はどんな人なのでしょうか。

おそらくそれは、

「誰も頼る人がいなかった人」や、「どこにも頼れる組織が無かった人」だと思うのです。

しかし、そうした方とお話すると、決まって口にされるのは「自身の苦労話」ではなく、そうした状況でサポートしてくれた方への「感謝の言葉」なのです。

つまり、何が言いたいのかと言うと、

「人は、誰かに頼らず苦労すればするほど、わずかな援助にも感謝できるようになり、自身の苦労話をしなくなる」

ということです。

無知である自覚(謙虚な心)と読書量が比例するならば、

感謝できる心(幸せな気持ち)と比例するのは、苦労なのかもしれません。

(プラセボのレシピ:第364話)

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大成する天才、大成しない天才

2019年04月04日 · 成功哲学

ビジネスでも勉学でもスポーツでも、

「天才」という名を欲しいがままにしていながらも、結果を残せない人がいます。

なぜ、彼らは有り余る才能を持ちながらも結果を残せないのか。

おそらくそれは、彼らが「天才であること」を、自身のアイデンティティーにしているからだと思うのです。

人生において失敗をしない唯一の方法は、挑戦を避けることです。

つまり、アイデンティティーが「天才」である人にとって、自身の称号を汚さない最良の方法とは、挑戦を避け、常に安全地帯に自分の身を置くことなのです。

大成する天才と、大成しない天才は何が違うのか。

おそらくそれは、人から「天才」と呼ばれた際に、満足するか否かだと思うのです。

(プラセボのレシピ:第363話)

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「考えすぎ」の心理学

2019年03月27日 · 成功哲学

「考えすぎて動けない自分に困っています」
と話す人がいます。

しかし、そうした人に、

「では、何を考えたかを教えてください」
と尋ねると、

「それがなかなか難しくて」
といった答えが返ってくるのです。

そもそも「考えすぎ」とは悪いことなのでしょうか。

もちろん、そんなことはありません。

「熟考」という言葉がある通り、

知恵を絞って考え抜くことは、人が生きる上で極めて大切な作業なのです。

「考えすぎて動けない自分に困っています」

結局、こうした話をする人は、

考えすぎているために動けないのではなく、

考えているふりをして、行動を先延ばしているだけなのです。

(プラセボのレシピ:第362話)

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「セックスレス」は斬れるのか ?

2019年03月23日 · 未分類

日本「性とこころ」関連問題学会 第11回学術研究大会
(メトロポリタンホテル:6月29日)

にて、AV監督の二村ヒトシ氏と対談を行ないます。

進化し続けるアダルトコンテンツと、セックスレスとの関連性を皮切りに、

・妊娠目的以外で性交渉をするのは人間だけである
・閉経後の女性と性交渉をするのも人間だけである
・ゆえに人間の性欲は壊れている

こうしたフロイトイズムもベースにしながら、

人間が備える、「性欲」「性交欲」「射精欲」

といった概念を掘り下げていく予定です。

当日は、その他のプログラムとして、

元総務大臣の野田聖子先生による、

「これからの女性の子育てや出産について」

文化人類学者の砂川秀樹先生による

「性の多様性と文化人類学」

等の、講演も行なわれます。

http://www.jssm.or.jp/11thmeeting/

お申し込み、ご参加をお待ちしております。
(参加費の事前割引き予約もあります)


お申し込み先:日本「性とこころ」関連問題学会 事務局
email:sei-kokoro1@enomoto-clinic.jp

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「違法だからダメ」と声高に叫ぶ人

2019年03月19日 · 依存症

「なぜ、コカインや覚せい剤を用いてはいけないのか」

こんな質問をされたなら、皆さんは何と答えるでしょうか。

・始めたら、やめられなくなるから

・重篤な後遺症が残るから

と、答える方は少なくないと思います。

しかし、もし「やめられない」のが問題であれば、

・年に数回なら(コントロールされていれば)良いのか

・それを言うなら、かっぱえびせんだって危ない

とも言えますし、

「後遺症の可能性」についても、

・すでに長年使っており、無症状の人はいいのか

・それを言うなら、格闘技も危ない

とも言えるのです。


では、なぜ用いてはいけないのか。

・法律違反だから

・闇組織の資金源になるから

こうした意見もあるかもしれません。

しかし、何か理由があるために法律で規制されているわけですから、

「違法だから」だけでは、説明として不十分ですし、

「闇組織の資金源」についても、

もし違法でなければ、そうした資金源にはなり得ないのです。

http://www.0004s.com/app-def/S-102/blog/2018/10/20/10741/

もちろん、だからと言って、

・コカインも覚せい剤も危険ではない

・大麻も含めて合法化すべきだ

などと、言いたいわけではありません。

それどころか、私の依存症外来には、

・毎回、「これで最後」と思いながらも繰り返してしまう

・やりたくもない仕事を、購入資金のために続けている

こうした方が連日のように訪れるのです。


では、なぜ用いてはいけないのか。

答えは、「依存症という病」になるリスクがあるからです。

もちろん、依存症になるまでの過程は人によって様々です。

使用者の体質も関係ありますし、発症前に寿命を迎える方もいるでしょう。

しかし、もしなってしまったその時には、

「意志の力では断つことができない」という周囲の誰からも理解が得られない症状が出現し、

「薬物を日常のスパイスしていた人生」が、

気がつくと薬を手にするためだけに仕事をするようになり、

「薬物の召使いにされる人生」へと変わってしまうのです。

(プラセボのレシピ:第361話)

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