プラセボのレシピ

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ほぼ日更新 「性依存症」教育講演 ㉙

2020年04月19日 · コメント(0) · 依存症

では、最後に治療の話をして本講演を終えたいと思います。

物質依存症と行為依存症では、原因が異なるため治療も少なからず異なります。

物質依存症の原因は「時間×量」でした。

そのため治療は「患者さんが該当物質を長らく使い続けることになった背景」を探ることが欠かせません。

「相談相手がいない」

「人に頼るのが苦手」

「職場でのスキル不足」

「知的障害や発達障害を抱えていた」

このように、原因は人それぞれですが、まずは治療者が「患者さんの生い立ちや性格」を詳細に聞き取り、相手を受容してあげることが欠かせないのです。

一方、プロセス依存症の原因は「ビギナーズラック」でした。

つまり、痴漢でもギャンブルでも、依存症になってしまった原因と「生い立ちやストレス」などは関係が薄いのです。

もちろん治療者が患者さんを理解するためには、こうした情報は欠かせません。

しかし、

「過去を遡って、問題行動の原因を探る」

「幼少体験を語ることで再犯を防ぐ」

「ミーティングでストレスを吐き出す」

なんてことをしても、再犯予防にはあまり繋がらないのです。

(次回へ続く)

プラセボのレシピ:第413話

東京都豊島区の心療内科・精神科:ライフサポートクリニック

当院はカウンセリング治療を大切にするメンタルクリニックです。

うつ病や不安障害に加え、依存症や発達障害の治療を受けることも可能です。

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