プラセボのレシピ

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ほぼ日更新 「性依存症」教育講演 ㉕

2020年03月26日 · コメント(0) · 依存症

こちらのスライドを見て頂きたいいのですが、

nougazou

 

ここからは「心と脳」を分けながら、依存症の説明を続けたいと思います。

もちろん、心も脳も「脳みそ」の中にあるわけですが、ここでは心を「全動物が持つ本能」と定義します。

具体的には「記憶の海馬」や「好き嫌いを決める扁桃体」といった部位で、これらは全動物に備わっています。

猫であれば、海馬の働きから自分をイジメる存在から逃げるようになりますし、偏桃体の働きから鰹節を好むのです。

そして猫でも人でも、これらは「欲動のアクセル」として機能しているのです。

「異性がいたら抱きつきたい」とか、「美味しい餌をまた食べたい」といった具合です。

そして、これは仮説ですが、行為依存症の原因となるビギナーズラックが起きると、おそらくこの「心」に「ドーパミンの回路」が形成されてしまうのです。

一方、脳とは人間だけが持つ「理性や人格、判断を下す司令塔」と定義します。

脳は前頭前野と呼ばれる場所にあり、こちらは「欲動のブレーキ」として働きます。

そして、人はこの脳の機能によって、「異性と接触を持ちたい」なんて場面でも、私達はいきなり相手に抱きつくのではなく、挨拶から始めたり、食事に誘ったりといった理性的な行動が取れるのです。

しかし、依存症では、問題行動が「できそう」とか「やれそう」と思った瞬間、心にできたドーパミンの回路が活性化するのです。

すると前頭前野の血流が回路の方へ流れこみ、機能が停止してしまう。

だから「二度としない」と何度誓おうとも、依存症の方は問題行動を繰り返してしまうのです。

つまり、依存症とは「意思が弱い」のではなく、

「やれそう」と感じた場面で「意思が働かなくなってしまった」病気なのです。

(次回へ続く)

プラセボのレシピ:第409話

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