ギャンブル依存症の人は、仮に大金を得たとしても再びそのお金を賭けてしまう。
なぜなら彼らの関心事は、「当たるかどうか」というスリルや興奮を得ることであり、痴漢もそれと同じなのです。
痴漢をした人に対して、
「何で、やっていい事と悪いことの区別がつかないのか」
と叱りつける方がいるのですが、それは全く無意味と言えます。
なぜなら痴漢をする人は、「痴漢は悪いこと」と分かっているからこそ、その過程でスリルを味わえるのです。
盗撮も同様です。
「そんなに撮りたければ、お金を払ってで撮らせて貰えばいいのに」
「そんなに下着の写真が好きならば、ネットで探せば大量に出てくるのに」
と興味のない方は考えます。
しかし、盗撮をする人からすると、それでは意味がないのです。
なぜなら、ギャンブルでも痴漢でも盗撮でも、(露出でも覗きでも窃盗でも)
行為依存症の方が欲しているのは「結果」ではなく「成功と失敗の狭間に存在するスリル」なのです。
(次回へ続く)
プラセボのレシピ:第407話
東京都豊島区にある心療内科・精神科
ライフサポートクリニック https://life-support-clinic.com/
(有楽町・副都心線 千川駅 徒歩0分)
当院は、カウンセリング治療を大切にするメンタルクリニックです。うつ病や不安障害に加えて、依存症や発達障害の治療を受けることも可能です。
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