プラセボのレシピ

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ほぼ日更新 「性依存症」教育講演 ⑱

2020年02月20日 · コメント(0) · 依存症

(前回の続きを書いてきます)

こうなると「ちょっと、自分はやばいのかもしれない」といった表情になる方は多いのですが、一方で「ここに居たら、競馬を止めさせられる」といった不安から、

「じゃあ、家を買う」とか「子供の教育資金に回す」などと話しだすのです。

ただ5億円もあれば、それこそ数百万円の借金など紙屑みたいなものですし、極端な使い方をしなければ、計算上、お金は必ず余るのです。

そのため、「では1億円は余ると仮定して、余った1億円は、被災地に寄付でもされますか」とお尋ねすると、

「いや、寄付するぐらいだったら、ギャンブルに使いたいかな」と、これまたお決まりの答えが返ってくるのです。

まあ、ギャンブル依存症の方が言いそうな発言ではありますが、しかし、この発言こそが「彼が病気である」ことを端的に表しているのです。

なぜなら彼は「自分はお金のために競馬をしている」と話しながらも「一億円が余ったら、そのお金で競馬がしたい」と話しているからです。

これは例えると「彼女が欲しいので合コンへ行く」と話す人が、「彼女ができた後も合コンに行っている」構図と同じなわけです。

そんな事実を知ったなら、誰だって「嘘つき」と突っ込みたくなりますよね。

ギャンブル依存症の方もこれと同じなのです。

つまり、彼らの「お金のため」という発言は本心ではなく、否認という症状なのです。では彼らは「何のため」にギャンブルをしているのか。

答えは、「ギャンブルするためにギャンブルしている」のです。

なんだか変な表現ですが、ようするに、彼は「お金を賭ける」「お金を投入する」という行為やプロセスに依存しているのです。

(次回に続く)

プラセボのレシピ:第401話

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