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ほぼ日更新 「性依存症」教育講演 ⑧

2020年01月27日 · コメント(0) · 依存症

物質依存症行為依存症

依存症は、おおまかに「物質」と「行為」の2種類に分けられます。

(「人間関係依存」については割愛します。)

本稿では、まずは物質依存症について説明し、そこから行為依存症である痴漢の理解へと繋げていきます。

世の中には、覚せい剤などの違法薬物やアルコール、タバコやカフェインなど、様々な依存性のある物質が存在します。

そして、これらを摂取すると人の脳内ではドーパミンという物質が分泌され、「快」と呼ばれる極めてポジティブな感情が生み出されるのです。

誤解されやすいのですが、「覚せい剤を打つから気持ちいい」のではなく、「覚せい剤を打つと脳内でドーパミンが分泌されるため」人は快楽を覚えるのです。

もちろん、アルコールやカフェイン、タバコでもこの仕組みは同様です。

本来、ドーパミンは「どのようなとき」に分泌されるのかというと、1つ目は「美味しいものを食べたとき」です。

私たちは、美味しいお寿司や焼き肉などを食べるとハッピーな気持ちになりますよね。

そして2つ目は「性に関連する行動」です。好きな人と性的な接触をすると誰もが幸せな気分になります。

そして3つ目が「業務の完了」です。「仕事を終わった」「マラソンで完走した」「大掃除が終了した」、こうした際にも脳内ではドーパミンが分泌されるため、私たちは清々しい感情が得られるのです。

そもそも、人を含めた全生物は「脳内でドーパミンを出すために」生きているといっても過言ではありません。

ですから、もしドーパミンを上手に放出させ続けられる装置などが開発されたなら、人生はそれで「あがり」です。

しかし、幸か不幸か、そう簡単にそうした装置は作れません。

なぜなら、ドーパミンには「耐性」という特性があるからです。

これは、「ドーパミンの出が悪くなる」といったイメージなのですが、例えば、美味しいお寿司を食べたその翌日に「同じお寿司」を食べたなら、皆さんはどう感じるでしょうか。

残念ながら初日の様な感動は得られませんよね。

これがドーパミンの「耐性」であり、「飽きる」という感情も、こうしたドーパミンの耐性によるのです。

(次回に続く)

プラセボのレシピ:第392話

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