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いい子をやめれば幸せになれる(第14話)

2018年06月15日 · コメント(0) · お金, 人生, 恋愛

自己肯定感が不足した人の恋愛とは

当初、ナオミさんの悩みは職場での人間関係だったのですが、治療を重ねるにつれ、相談内容は異性との問題へと変わっていきました。

ナオミさんはこれまで幾度となく不倫をしてきたとのことでした。

大学生の頃から通算で三人の男性と不倫関係を持ち、相手の奥さんに発覚して慰謝料を請求されかけたこともあったそうです。

ナオミさんもそのつど「不倫ばかりしていてはダメだ」と考え、合コンや街コンなどにも参加して、誠実そうな男性からデートに誘われたり、告白をされたこともあったそうです。

しかしそうした男性たちに対して、いつもどこか物足りなく感じてしまい、デートにも気乗りがしません。そして、取引先で知り合った既婚男性と再び不倫をしてしまうのです。

なぜナオミさんは自分でも「まずい」と感じていながら不倫を繰り返してきたのでしょうか。

自己肯定感が不足している女性は「自分のコンプレックスを埋めてくれる相手」を選ぶ傾向にあります。

「自分は頭が良くない」というコンプレックスを抱えている女性は知的な男性を求め、「自分は自由に生きられない」と悩んでいる女性は、好きなことをして楽しそうに生きている男性に惹かれていく、といった具合です。

自分に不足している能力を持つ男性と付き合えれば、一時的にせよ自分に対する否定的な感情が埋め合わされる気がするからです。

一方、自己肯定感が不足している男性は、その不足からくる弱みを他人に悟られぬよう、自分を大きく見せるための言動にエネルギーを注ぐ傾向にあります。

自分がいかにスケールの大きな仕事をしているか、有名人の知り合いがいるかを自慢したり、これ見よがしに派手な服装や高価な時計を身につけたりするのです。

先ほどの「インスタ映え」もそうですが、豪華な旅行や、派手なパーティの様子をSNSにアップするのも同様です。

それは、自分が多くの人から賞賛されることで、不足している自己肯定感を埋め合わせ、自分自身に「OK」を出そうとするための試みなのです。

しかし、こうしたことで、彼らや彼女らの心が満たされることは永遠にありません。なぜなら、こうした行動を取れば取るほど「やはり自分はありのままではダメなんだ」といった信念が強まってしまうからです。

そして男女ともに、自己肯定感が不足していると、健全な恋愛を継続することは難しくなります。

なぜなら恋愛とはお互いに高めあうものであり、自分の価値を上げてくれる相手といることではないからです。

女性の場合、たとえ理想的な男性と出会い、結婚を前提とした交際が始まったとしても、相手から嫌われてしまえば再びコンプレックスを抱えた過去の自分に戻ってしまいます。

そこで彼女はなんとしても彼を「失いたくない」といった思いから、相手のほんの些細な言動にも過敏に反応をしてしまうのです。

ほんのわずかな異変であっても心変わりの前兆ではないかと気になって、彼を監視したり、問い詰めたり、時にはわざとわがままなお願いをすることで彼の気持ちを測ろうとしたりします。

その結果、いつしか彼は彼女との交際に疲れ果て、ついには彼女の元を去っていくのです。

彼が去ったのか、彼女が去らせたのかは言わずもがなですが、こうして彼女は「結局、私は誰からも愛されない」といったこれまでの信念をさらに強めていくことになります。

では男性はどうかというと、素のままの自分に自信が持てないため、「モノやお金」で女性の気持ちを掴もうとします。

すると「お金目当ての女性」ばかりが集まってきたり、彼の中にある「多くの異性から称賛されようとする態度」が、普通の女性を彼の元から遠ざけていくのです。

こうして彼はますます人を信用することができなくなり、ますます「モノやお金」へと執着し、「信じられるのはお金だけ」といった信念を強めていくのです。

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