恋愛に苦しむ女性の信念とは
仮にあなたが「私と付き合う男はいつか私を嫌いになる」という信念を持っていたとします。
すると、あなたは常に彼の愛情を確認していないと不安でたまりません。
たった一日、連絡がつかなかっただけで人生の終わりのような絶望を感じ、彼があなた以外の女性の話をしただけで激しい不安や怒りが沸き起こります。
その結果、あなたはいつも彼の行動を監視し、少しでも疑わしい点があったなら、徹底して問いつめてしまうのです。
こうして、あなたの交際相手は疲れ果てて、最後はいつもあなたの元を去っていきます。
あなたの行動は「彼はいつか私を嫌いになる」 という信念から生まれてきていましたが、何度も同じことを繰り返した結果、あなたの信念はさらに強固なものになり、ますます男性を信じることができなくなってしまうのです。
あるいは「恋人には徹底して尽くすことが愛情の証明になる」という信念を持っていたらどうなるでしょうか。
あなたは、彼の身の回りの世話はもちろん、デートのプランから性的な要求まで、すべてに全力で応えます。
しかし、その結果待ち受けているものは、彼からの別れ話なのです。なぜかというと、私たちの心には「返報性の法則」と呼ばれるものがあるからです。
これは「借りや恩を受けたら返したい」といった人間の特性です。ちょうど「デパ地下でたくさん試食をさせてもらったら買わないと申しわけない」と思うときの心理です。
つまり、あなたが彼に尽くせば尽くすほど、彼はあなたへの借りばかりが積み重なり、あなたと会うのが段々と心苦しくなってくるのです。
しかし、彼が去った後もあなたは自身の信念から「彼への尽くし方が足りなかったから嫌われてしまった」と考え、ますます男性に尽くすようになり、いつしか「悪い男に利用されてしまう」ということも起こりかねないのです。
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