アメリカの大統領選挙がいよいよクライマックスを迎えている。
そしてこれはどこの国でも共通の話だが、結局、選挙演説とは、
「いかに自分の政策が大衆にとってメリットをもたらすか」
の、アピールにつきるのである。
これが日本なら、
・消費税を~~します
・原子力発電所を~~します
といった具合だ。
しかし、もし消費税をこれ以上増やさないのであるのなら、代わりに誰かの所得税や法人税を上げないと予算は回らなくなってしまう。
(という事になっているらしい)
もしくは、支出である福祉や教育の費用を削減することになってしまう。
(繰り返すが、という事になっているらしい)
もちろん、それが悪いと言いたいのではない。
そうではなく、政治家の仕事とは、そうした自身の 政策によってあおりを受けてしまう人達に対して
「大変申し訳ありませんが、自分が当選したあかつきにはこれだけの負担をお願いさせてください」
と、全身全霊で説明してお願いをして回ることだと思うのだが、もし選挙中にそんなことをしたならば、その候補者はまず受からないのである。
プラセボのレシピ:第313話
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