プラセボのレシピ

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ポジティブ君 !

2016年02月13日 · コメント(0) · 人生

心理学のありふれた話として、

「コップに水が半分入っています。これを見てあなたはどう感じますか ?」

なんて、質問があります。

そして、この話は

「半分しか水が入っていない」という見方がネガティブ思考で、

「まだ半分も水が残っている」という見方がポジティブ思考です。

といった解説がなされるのです。

「物事の見方をポジティブに変えることで、私達の人生はとても素晴らしいものになる」

この手の話は、決まってこんな言葉で結ばれるのです。僕はこうした話を初めて読んだとき、飛び上がるほど驚いたのを覚えています。

なぜなら、ちょっと想像してみて欲しいのです。

例えば、ある男がパチンコにお金をつぎ込み、気が付いたら残金が500円になっていた。

給料日まではあと2週間。そんな状況で、

「まだ500円もある」

こんな考え方をする男の人生が素晴らしいものになるとは、とうてい思えないからです。

どう考えたって、この場面では

「俺はなんて馬鹿なんだ。もう500円しかないじゃないか。あと2週間どうやって…」

と、考えなければならないはずです。

そして、その上で

「自分は、パチンコ台の前に座ると自制心が働かなくなる」

とか、

「やはり、楽して稼ごうとしてはいけない」

とか、

こうした気づきを得て、自身の行動を変えていく必要があるのです。

「ポジティブ思考」と銘打って、目の前の問題から目をそむけたところで未来は何も好転しないのです。

そうではなく、しっかりと現実と向き合い、行動を改めた結果

「あの出来事も自分には必要だった」

このように、過去の「ネガティブな体験」が自動的に「ポジティブな解釈」に変わっていく、

こうした未来を創ろうとする意志こそが「ポジティブ思考」の本質なのです。

プラセボのレシピ : 第297話

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