プラセボのレシピ

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アンガーコントロール

2016年02月03日 · コメント(0) · 仕事

「どうしても上司の振る舞いが許せません。同僚には止められているのですが、一言、言いたくて仕方がありません」

先日、こんな相談を受ける機会がありました。

上司が、先輩が、社長が、……

組織で仕事をしていると、こうした苦い思いをする人は、少なくないと思います。

「上司の振る舞いが、どうしても許せない」

そんな時、私達はどう考えるべきなのか、

今日は、このことについて考えてみたいと思います。

残念ながら、もし、あなたの指摘が正しければ正しいほど、

忠告を受けた上司は、あなたに対して、強い恨みや憎しみを抱きます。

なぜなら「横暴な上司はえてしてプライドが高い」と、相場が決まっているからです。

それこそ「10倍返し」では済まされず、圧倒的な力のもと「100倍返し」にされてしまうのです。

「それでも構わないから、一言、言いたい」

たしかに、こう反論したくなる方もいるかもしれません。

しかし、もう少し僕の話を聞いて欲しいのです。

もし、そう振るまったなら、その後のシナリオはどのようになるのでしょうか。

第一に、残念ながら、あなたの出世の道は閉ざされてしまうのです。

なぜなら、多くの組織における出世とは、あげた業績ではなく、上司の好き嫌いによって決まるからです。

一方で、その上司はというと、ある日、ふと我に返るのです。

「あいつの指摘も、あながち的外れではなかったのかもしれないな」

といった感じです。

こうして、彼は自分の素行を見直し人格者となり、最後は取締役へと上り詰めるのです。

どうでしょうか。

繰り返しになりますが、これは「あなたの指摘が的確であればあるほど現実味が高くなる物語」なのです。

「どうしても許せない」

「ギャフンと言わせたい」

もし、あなたが本気でそう感じているのなら、彼に過ちを自覚できるチャンスを与えてはいけないのです。

あなたは、淡々と目の前の仕事に取り組み、実力を養うのです。

そして、彼がいつしか組織の中で自滅していく物語を、ゆったりと傍観するのです。

 

プラセボのレシピ : 第296話

 

 

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