「うちの子が学校に行かずに困っています。どうしたらいいでしょうか」
診察室で、こうした相談を受けることは少なからずあります。
でも、少し考えてみて欲しいのです。
なぜ、その子は学校に行かないのでしょうか。
その子だって、もし学校生活が楽しければ、家なんかにいるよりも学校へ行きたがるのではないでしょうか。
つまり、本当に困っているのは、親ではなく、子供の方なのです。
「うちの子が学校で困っています。どうしたらいいでしょうか」
まずは親がこのように認識を変えなければ、問題は決して解決しないのです。
プラセボのレシピ:278話
長男(小4)が不登校になり、苦しんだ経験があるので、よく分かります。
私自身は、学校には行きたくなければ行かなくてもよいと思っていました。でも、以前、先生のブログの中の「教育は受ける義務があるのではなく、受ける権利がある」というのを思い出し、息子が教育を受けられないなんて、こんな理不尽な事があるかと思い直しました。
以後、周囲の協力もあって、今は学校に行けていますが、今回の経験で分かったのは、順調に学校に通えている子供の方がむしろ少ない事。
周囲の大人たちが早く子供の変化に気づいて、助けてあげないといけない子供たちが思ったよりもいる事でした。
息子は今でも、時々人間関係で躓きますが、手を貸したり、自分で頑張らせたりしながら、毎日綱渡りで日々の生活を送っています。
長文で失礼致しました。
amikokeさま
投稿、ありがとうございます。子供の力を信じることと、子供の心を守ること、それが親の役割だと僕は考えています。