プラセボのレシピ

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お札を眺めて感じること

2014年11月14日 · コメント(0) · 成功哲学

「何かおすすめの本があったら教えてください」

仕事をしていると、こうしたことを尋ねられることがあります。

本は、その方との相性やタイミングもあるために、これはとても難しい質問です。

こうした際に僕はどんな本をすすめているのか。

今日はそんな話をしてみたいと思います。

日本のお札(紙幣)には、古くから肖像画が書かれています。

2014年の現在であれば、

1000  円札:野口英世

5000  円札:樋口一葉

10000 円札:福沢諭吉

となっています。

これらの人物は、名前だけなら誰もが知っていると思います。

しかし、

「では、野口英世は何をした人ですか」

「樋口一葉とはいつの時代の人ですか」

「学問のすすめを読んだ事がありますか」

こうした質問をされたなら、答えに詰まってしまう人が少なからずいるのではないでしょうか。

僕が尊敬をしている著名人を挙げるとするなら

ビートたけしさん、大前健一さん、池田昌子さん、河合隼雄さん、……

こうした方々の名前があがります。

しかし、ではこうした方々が将来お札の肖像画として描かれる可能性はあるかというと、その可能性は極めて低いと思われます。

つまり何が言いたいのかと言うと、それだけお札の肖像画になるということは日本人として困難なことであり、また栄誉なことでもあるわけです。

であるならば、私達は日本人として、こうした方々の偉業や作品にもう少し敬意や興味を示すべきだと思うのです。

「学問のすすめを読んだことがありますか」

もし、こう尋ねられたなら

「読んだことはないけど、『天は人の上に人を作らず』でしょ」

このように答える方は、少なくないと思います。

しかし、実はこの「学問のすすめ」はこの後の文章からが本旨なのです。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。……。されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様、雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや。その次第はなはだ明らかなり。……。

僕は、いまだにこの「学問のすすめ」を超えるビジネス書や自己啓発書には出会ったことがありません。

ベストセラーである「七つの習慣」や「人を動かす」も悪くはないとは思います。

しかし、まずは日本人として、そして読むべき本を見つける事に悩まれているのであるならば、

「お札にもなっている、福沢諭吉の書いた『学問のすすめ』を読んでみてはいかがですか。最近は読みやすい入門本なども出ていますよ」

冒頭の質問に対して、僕はもっぱらこのように答えているのです。

プラセボのレシピ : 239話

参考文献: 学問のすすめ 福沢諭吉

 

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