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「負け惜しみ」と「勝ち惜しみ」

2014年11月06日 · コメント(0) · 深層心理

「実は、本番前に怪我をしてしまい……」

「実は、準備する時間が全く取れなくて……」

……

私たちは何かを失敗した際に、自分の株を取り戻そうとするあまり、ついつい、こうした発言をしてしまうことがあります。

「負け惜しみはカッコ悪い」

これは、大人であれば誰もが知っていることだと思います。

そして今日は、

実は「負け惜しみ」よりもさらにカッコ悪いものがある

こんな話をしてみようと思います。

「負け惜しみ」よりもさらにカッコ悪いもの。

それは何かというと、

そう、「勝ち惜しみ」です。 ※1

試合で勝利をした後に、あるいは何か快挙を達成した後のインタビューで

「実は、本番前に怪我をしてしまい……」

「実は、準備する時間が全く取れなくて……」

……

こうしたことを自ら進んで話す人がいるのです。 ※2

もちろん、達成前には本人にしか分からない強い不安や緊張があったことは間違いありません。

しかし、すでにそうした不安からも開放され、そして賞賛を受けている晴れの舞台であえてこうした発言をしてしまう人は、

「こんな不利な状態で成し遂げたのだから、さらにもっと褒めてください」

このようなメッセージを無意識に発信しているのです。

そして、こうした「勝ち惜しみ」を口にされたばっかりに、せっかくの勝利や快挙によって興奮していた聞き手の想いは、瞬時に醒めてしまうのです。

「負け惜しみはカッコ悪い」

これは大人であれば誰もが知っていることだと思います。

しかし、

「勝ち惜しみはもっとカッコ悪い」

これは、「勝ち惜しみ」ができる人が限られているだけに、

してしまう人は、なんとももったいない気がして僕にはならないのです。

プラセボのレシピ : 237話

※1 これは「負け惜しみ」に対比させて僕が作った言葉で、「勝ち」を「惜しんでいる」という意味ではありません。

※2  数年経ったあとでこうした「勝ち惜しみ」を聞く機会があると今度はそれは美談となり、聞き手は再び感動を貰う事ができるのです。

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