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「心の病」なんてない!?

2014年09月02日 · コメント(0) · 深層心理

世間には、心の病について全く理解を示さない人がいます。

不安や緊張が強い人に対して、

「そんなものは気の持ちようだ」

「気合で乗り切ればなんとかなる」

「眠れないのなら、寝ないで起きていればいい」

彼/女らは、このように不安に敏感な人に対して、とても冷ややかな態度をとるのです。

しかし、実は誰にでも、

「頭では大丈夫」

と分かっていたとしても、不安に感じしてしまうことは往々にしてあるのです。

たとえば、

・黒板やガラスを引っかく音

・発泡スチロールをこする音

・歯医者さんのドリル音

もし、こうした音を録音して、そして体を身動きできない状態にされヘッドホンで強制的に聞かされ続けたなら、多くの人が耐えがたい不安や苦しみを覚えるはずです。

そんな際に、

「別に大音量でもあるまいし、何が嫌なの ?」

もしこのように言われたなら、彼/女らはいったい「どう」答えるのでしょうか。

不安で眠れない人を否定的に言うのなら、

自分の苦手な音をバックミュージックにして眠らなければならない

そんな状況を想像してみてほしいのです。

人により、不安に対する敏感度は様々です

「不安でしかたがありません」

「夜、眠れなくて困っています」

もし、あなたの身近にいる人が、こうした話をしたならば、

そんな時は頭ごなしに否定するのではなく、

「たしかにそれは不安ですよね」

と、せめて相手の気持ちに寄り添うぐらいのことはしてあげてもいいのでは、

と、僕は考えているのです。

プラセボのレシピ : 精神科医 山下悠毅

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