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「親から全く愛してもらえませんでした」

2014年05月22日 · コメント(0) · 人生

「親から全く愛してもらえませんでした」

診療をしていると、こうした相談を受けることがあります。

こんな時、僕はどんな言葉をかけたらよいのかは未だに分かりません。

しかし、では現実的に「どうやって」そうした気持ちに折り合いをつけていくべきなのか

今日はこのことについて考えてみます。

少し話は変わるのですが

例えば、朝、職場で同僚に挨拶をした際に返事がなかったら、あなたはどう感じるでしょうか。

大なり小なり不快になるはずです。

では、「それはなぜか」と聞かれたら、どうでしょうか。

・「下に見られた」と感じたから?

・「嫌われている」と感じたから?

もちろん、そうした思いも関係すると思います。

しかし、最大の原因は

「挨拶をされたら、人は返事をするものだ」

こうした「前提」があなたの中にあるからなのです。

もし、あなたの中で

「挨拶をしても、返事をしない人はたくさんいる」

挨拶においての「前提」がこうしたものであったなら

例え挨拶が返されなかったとしても、あなたはさして不快にはならないのです。

誰もがみな物事に対して「前提」を持っています。

そして、その前提に照らし合わせ自身の「快・不快」といった感情を決めているのです。

・自分の中の前提を満たせば「快」

・自分の中の前提を満たさなければ「不快」

しかし、この「前提」にそもそも根拠はないのです。

あなたがこれまで生きてきた中で自然と、記憶や経験、学習などによって形成されたにものに過ぎないのです。

冒頭の話に戻ります。

「親から全く愛してもらえませんでした」

こうした悩みも自身の前提を見直すことでずいぶん緩和されるはずなのです。

そもそも、「親の愛」といっても実はその多くは

「愛という仮面をかぶった支配欲」

にすぎないのです。その証拠に

「言う事を聞けないなら出て行け」

こうした台詞は、多くの人が言われた覚えがあるのです。

「自分の中での前提を見つめなおす」

こうしたことで実は多くの不快な感情を小さくできるのでは

と、僕は考えているのです。

プラセボのレシピ : 精神科医 山下悠毅

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