「効くサプリ」と「効かないサプリ」の見分け方の一つに「価格」があると言える。
「効くサプリ」は、その効能のおかげで、よく売れ、需要が高まる。
結果、多くの顧客を獲得でき、他企業も参入する為、必ず値段は下がるのである。(価格競争が生まれる)
また医学的に効果が証明されているサプリは「保険適応」にもなっており、病院に行けば僕達は3割負担で手にすることができる(もちろん、適応が有ればだが)。
具体的には「鉄」や「カルシウム」などがその代表と言える。
ちなみに「特保」とはなんなのか、しいて言うならば
「効果が無い」とは言えなくもないが「税金で補助を出す保険適応、にできるほどの効果は証明できない、またはその価値がない製品」と定義すると、なんだかとてもしっくりくる。
一方、「効かないサプリ」は効かないが故に、その販売は「イメージ戦略」に頼らざる得ない。
仰々しいネーミング、豪華な外装、有名企業のブランド名、そして高価格に設定する事で「価値の錯覚」を作り出しているのである。
かっこよく言うならば「プラセボのレシピ」と、言えるだろう。
そもそも「本当にいい物」は、市場の原理でその価格は必ず下がると言える。 「美味しい牛丼」にしかり、「暖かい肌着」にしかりである。
また、例えば「鉄不足による鉄欠乏性貧血」や「カルシウム不足による、くる病、骨粗鬆症」などは世界中の内科学の教科書にも記載されているのだが、コエンザイムやら、グルコサミンやら、ヒアルロンサンやらが不足したことで、かかってしまう「病気」はどこの教科書にも記載されていないのである。
「年末になると、テレビのスポンサー料が跳ね上がる」という話を以前、耳にした事がある。
師走の時期に何度も流れる「豪華なサプリのCM」を見るたびに、僕は「なんだかとても複雑な気持ち」になるのである。
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