プラセボのレシピ

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ギャンブル依存症という病は本当にあるのか ?

2018年09月26日 · 依存症

前回、依存症という病気は、

・物質依存症(覚せい剤、大麻、アルコール、など)
・行為依存症(ギャッブル、窃盗癖、痴漢、など)
・人間関係依存症(DV、繰り返す不倫、など)

の三種類からなることを説明しましたが、本日は 「ギャンブル依存症」について説明してみます。

私達は、

・ビンゴゲームや合格発表のような「自分が当選するかも」といった場面
・バーゲンや昆虫採集のような「レアなものを発見できるかも」といった場面

におかれると「ワクワク」や「ドキドキ」といった、ポジティブな感情を得ることができます。

そして、にわかには信じがたいことかもしれませんが、覚せい剤依存症の人が覚せい剤という「特定の物質」に依存するように、

世の中にはこうした「ワクワク」や「ドキドキ」といった感情が得られる「特定の行為」に依存してしまう人がいるのです。

覚せい剤を摂取すると、人の脳内では「ドーパミン」と呼ばれる物質が分泌され「快」というポジティブな感情がもたらされるのですが、

この「ワクワク」や「ドキドキ」といった感情を体験している人の脳内でも、同じドーパミンが分泌されているからです。

代表的な行為依存症には「ギャンブル依存症」や「痴漢や盗撮などの性依存症」そして「窃盗癖」が挙げられますが、この病気になってしまうと人は生まれ持った知性や人格とは関係無しに、

・「分かっちゃいるけど、やめられない」
・「自己破産や逮捕をされても、時が経つと始めてしまう」

といった症状が出現し続けてしまうのです。

もちろん、中には「なんちゃって依存症」と私が呼んでいる、偽者のギャンブル依存症や性依存症もあり、

・不快な現実から目をそらすためにギャンブルに逃避をしている
・射精を目的とした性犯罪を繰り返しているケース

などがこれに当たります。

しかし、「借金がどんどんとかさんでいても競馬やパチスロをやめられない」といった方のほとんどは本物の行為依存症であり、仮に大金を手にしようともギャンブルから足を洗うことはできないのです。

ギャンブル依存症の人を指差して「あいつ意志が弱い」「ダメな奴だ」などと言う人は少なくありません。

しかし、「お金が欲しくて始めたギャンブル」によって借金がどんどんとかさんでいく状態にありながらも当該のギャンブル行為を継続している様は、「借金が恐怖となり得ない強靭な意志の持ち主」とも表現できるのです。

つまり、ここで私が言いたいことは「彼らは意思が弱いのではなく、行為依存症という病気である」ということなのです。

次回は、痴漢や盗撮の心理について書いてみたいと思います。

プラセボのレシピ:第346話

依存症の治療は言葉にするのが難しく、またこれといった教科書などもありません。当事者やその家族はもちろんのこと、治療者すらも困っているのが現実です。このブログはそんな方々に向けて「少しでも力になれれば」といった思いから、日々の臨床での知見や気づきを書いています。

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依存症は、意志が弱くてだらしがない ?

2018年09月21日 · 依存症

依存症という病気は、

・物質依存症(覚せい剤、大麻、アルコール、など)
・行為依存症(ギャッブル、窃盗癖、痴漢、など)
・人間関係依存症(DV、ホストクラブ、など)

の三種類に分けることができます。

そして、これらの病気の治療を考えるにあたり、まずは以下の三つについて説明したいと思います。

①:世の中には「依存症」という病気が存在する
②:依存症は「意志の力」とは無関係である
③:依存症は「治らない」

① と ② について (アルコール、薬物を中心に)

前回の話の続きになりますが、「なぜ世界中の国々が覚せい剤を違法としているのか」の答えは、「依存症という、やめられることができなくなる病気になってしまう人がいるから」でした。

アルコール依存症も同様で、この病気が理解されにくい最大の原因は「全員がなるわけではない」という点にあるのです。

しかし、何がしかの理由を抱えた人は徐々に飲酒量が増えていき、意志の力では飲酒量や時間、タイミングなどをセーブできない「アルコール依存症」という病気になってしまうのです。

何がしかの理由とは、「孤独や不安が強い」「相談相手が苦手」「頑張り屋さんのため一人で抱え込む」といった性格因子や、「産後に相談相手がいない母親」「人前での緊張が強いが、そういった場面が多い方」などといったケースをさします。

こうしてアルコール依存症になってしまうと、周囲からは「飲まないと約束したのに嘘をつく人」「お酒を飲んで出勤するなんて非常識」などと人格を否定されてしまうのです。

「気合や根性で我慢すればいい」なんてことを話される患者さんのご家族と会ったこともあります。

しかし、アルコール依存症の患者さんはお酒に対する病的な渇望感だけでなく、アルコールの血中濃度が下がるタイミングで身体的な離脱症状も出現しているのです。具体的には「ハンドルが握れないほど手が震える」「滝のような汗が出て止まらない」といった症状です。

こうなるともう仕事どころではありません。ただし自分でも「原因は分からないけど、飲めば止まる」ということは知っているため「仕事に行くためにお酒を飲む」という、誰からの理解も得られない行動をとってしまうのです。

加えて長期間のアルコール暴露は「飲酒時の理性や判断能力が大幅にダウンする」といった症状も引き起こします。

先日、某タレントが「飲酒運転でのひき逃げ事件」を起こしてし、多くの方が批判的なコメントをされていました。

しかし、赤信号で横断歩道に突っ込んでしまうような精神状態の方が、事故を起こした際に理性的な行動など取れようもないのです。

もちろん私はここで加害者の罪や行動を擁護したいのではありません。

そうではなく、アルコールを日常的に摂取することで誰もが依存症となり、加害者側に回るリスクがあることを知って頂きたいのです。

(意志が弱いから病気になるのでもありませんし、なったなら誰もが社会性が失われていくのです)

次回は、ギャンブル依存症について考えていきます。

プラセボのレシピ:第345話

 

依存症の治療は言葉にするのが難しく、またこれといった教科書などもありません。当事者やその家族はもちろん、治療者すらも困っているのが現実です。このブログはそんな方々に向けて「少しでも力になれれば」といった思いから、日々の臨床の気づきを書いています。

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「やめられなくなった人」を叩く意味はどこにある ?

2018年09月20日 · 未分類

なぜ、世界中で「覚せい剤」は違法薬物に指定されているのかをご存知でしょうか。

「幻覚や妄想に支配され、社会的に問題となる事件を起こすから」と考えている方は少なくありません。

しかし、そうしたケースは極めて稀であり、覚せい剤の使用によって引き起こされる精神の変調は、

・「誰かにつけられている」「過去の行いに対して天罰が下る」といった妄想から不安に襲われ、自ら警察へ助けを求める、
・ 強い猜疑心にさらされ、周囲の人に暴言を吐いたり感情のコントロールが困難になる

といった程度である場合がほとんどです。

事実、有名人が逮捕された際にも「まさかあの人が」といったケースが多いですし、せいぜい「やっぱり、少し変だったよね」と周囲の人が漏らす程度であることは誰もが知るところです。

では、なぜ覚せい剤が国際的に禁じられているのかというと、

一つ目は、

継続的に使用することで大多数の人が依存症となり、

・薬物が目の前にあったなら、それを拒むことができない
・薬物が手に入るルートを知りえたなら、行動せずにはいられない

といった症状が一生涯続いてしまうリスクがあるからです。

二つ目は、

依存症の症状として食欲や性欲に加えて就労への意欲なども激減した結果、国家の破綻へと繋がる恐れがあるからです。

ちなみにお隣の国の中国ではアヘン戦争の教訓から「密輸に関与した人物は、国籍を問わず即死刑」といったかなりシビアな政策をひいています。

つまり、病気の症状として「覚せい剤の再使用が止まらない」依存症の患者さんに対して、

・ダメな人だ
・反省がみられない
・もう見捨てる

といった批判は論理的に矛盾しており、(繰り返しになりますが、再使用を拒めない体質になってしまうため、世界中で覚せい剤の使用を禁止しているのです)

そうした方に必要なのは、刑罰(制裁)ではなく医療(治療)なのです。では、その医療とは具体的にはどういったものなのか。

明日もこの続きを書いていきます。

プラセボのレシピ:第344話

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タバコを吸っても、全員が「肺がん」になるわけではない?

2018年09月18日 · 依存症

例えば、オスネズミを10匹箱に入れ、餌と水、そして覚醒剤入の水を置いておくと、10匹全てが覚醒剤入の水だけを飲み続け衰弱死します。

しかし、今度はオス5匹とメス5匹、あとは遊具(ラットレースですね)なんかを入れておくと、8割のネズミが覚醒剤入りの水に興味を示さなくなり生き延びます。(異性と交われない、上手く遊具を使えないといったネズミだけが、覚せい剤に取り込まれてしまうのです。)

実は人間も同様で、覚醒剤の依存率はせいぜい2割と報告されており、この数字は僕の100名以上の臨床経験とも一致しています。

アルコールもこれと同様であり、大多数の人はお酒を飲んでもそう簡単には依存性にはならないし、なれないのです。しかし、日々の生活において「生きづらさ」を感じられている方は、飲酒の頻度や量が増大し依存性へと進行してしまうのです。

仕事がない、友人や恋人を作れない、孤独な経営者、そんな方達が、「お酒や違法薬物をやめたいけど、やめられない」と、連日のように僕の外来を受診されるのです。

さらに依存性という疾患には遺伝子が関与していることが分かっています。アメリカでは、遺伝子検査の結果説明の際に、「あなたはコカインなら大丈夫だけど、大麻は依存するから手を出すな」なんて会話もなされるそうです。

自分の話をしてみますと、僕は20代半ばで禁煙を成功し、その事に少なからず誇りを持っています。しかし、それも「自分の意志が強かった」のでなく、「ニコチンに依存し易い遺伝子を持っていなかった」だけなのかもしれないのです。

繰り返しになりますが、覚醒剤でも大麻でもそしてアルコールでも、「用いた所で多くの人は依存性にならないし、なれない」ために、なかなか社会での理解が得られないのです。

プラセボのレシピ:第343話

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アディクションの反対語はコネクション

2018年09月14日 · 依存症

東京スポーツさんに、寄稿をしました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00000051-tospoweb-ent

 

(記事に関して補足です)

薬物やアルコール関連で著名人が逮捕されすると、とたんに対象者へ人格攻撃を始める人がいます。

でも、ちょっと考えてみてほしいのです。
そもそも私達は「覚せい剤を打たない」ことや「飲酒運転をしない」ことに対して、我慢をしているのでしょうか ?

「法を犯すな」、もちろんそこに反論の余地はありません。なぜなら日本は法治国家だからです。

しかし、では覚せい剤が合法だったなら、私達は覚せい剤を使うのでしょうか ?

シンナーでもコカインでも、大切にしている家族や友人、仕事などがある人は、「使え」と命令されても断りますし、それを「誘惑」とも思わないのです。

飲酒運転に関しても同様です。これだけ罰則規定が強化された社会においては、飲酒後に「乗るメリット」よりも、「乗るデメリット」の方がはるかに大きいわけですから、冷静に物事を判断できる人であれば、「したい」とは微塵も思わないのです。

もちろん、だからといって事件を起こした当事者を擁護したいわけではありません。繰り返しになりますが、法治国家において「罪は罪」だからです。

しかし、彼らが罪を犯した背景にあるものは、汚れた人格でも利己的な性格でもなく、「依存症という病気の症状」なのです。

そして、その上で
「依存症という恐ろしい病気ににならないために違法薬物には手を出さない」
「毎日飲酒をすることで、アルコール依存性という病気になってしまう人が一定数いる」
ということを知って頂きたいのです。

プラセボのレシピ:第342話

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彼の気持ちを取り戻す「ただ一つの方法」VOL.3

2018年09月05日 · 恋愛

「彼の気持ちを取り戻したい」。

こんな時、あなたはどうしたらよいのだろう。

今日も、このことについて書いていきます。


なぜ、彼はあなたから冷めたのか。

それは、これまで書いきた通りで、彼が「あなたを手に入れた」、こう感じたからである。

であるならば、あなたはどうするべきなのか。

これは想像に難く無いと思う。

そう、彼に「私は、もうあなたのものではない」、こう感じさせればよいのである。


あなたは、音信不通にならなければならない。

ある日を境に、あなたは彼と完全に距離をおくのである。

会わないのはもちろんのこと、電話がきてもメールが来ても、決して対応してはいけない。

彼の中であなたは「消息不明」になるのである。

こうした話をすると「そんなことをしたら、ますます彼に嫌われるのでは」と、心配をする人がいる。

安心して欲しい。

辛抱強く待っていれば、必ず連絡はくる。

――仮にこれで連絡が来なかったなら、始めから彼はあなたに本気ではなかったのである。


なぜ、必ず連絡が来るのか

それは、男には強い性欲があるからである。

思い出して欲しい。男の性欲とはなんであったかを。


誰でもいいから、寝たい

男は、ふとした時に「こう」感じる生き物なのである。

そんな際に、彼はあなたのことを「できる相手」として、強烈に思い出すのである。


好きな女性と寝たい

彼だって、もともとはあなたのことが好きだったのである。

では、なぜあなたから冷めてしまったのか。

それは何度も言うが、「あなたを手に入れた」すなわち「いつでもあなたと寝ることができる」、こう彼があなたを認識したからである。

であるならば、彼に「もう、これまでのようにはあなたと寝ることができない」こう、感じさせることができたなら、彼の頭の中であなたの存在は再び大きくなるのである。


元彼に「ストーカー」をされたことがある女性は思い出してみてほしい。

あなたは、突然、当時の彼を拒絶したはずである。

男は、大切に想う交際相手から突然に拒絶を受けると「男性特有の性欲」と「プライド」があいまって、ストーカー化してしまうのである。


突然、「音信不通」になる。

たったこれだけのことで、あなたに冷めていたはずの彼が、あなたの「ストーカー」になるのである。

「彼の気持ちを取り戻したい」、こう感じたならばあなたは彼としっかりと「距離」をとるのである。

では、具体的に「どう」距離を取ればよいのか。

続きは次回、説明していきます。

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彼の気持ちを取り戻す「ただ一つの方法」VOL.2

2018年08月28日 · 恋愛

彼があなたに優しくなくなった理由について、

それは、「彼があなたを手に入れたと感じているから」、

という話を前回したが、今日もこの続きについて書いていく。


こうした状態になると、彼はあなたに対して興味を失っていく。

なぜなら、繰り返しになるけれど、

男とは「手に入れたら次へ」、

と、考える生き物だからである。


こんな時、女性はきまって「ある過ち」を犯す。

女性の愛とは「献身」、そして「独占欲」と書いたのを覚えているだろうか。

彼の態度に不安を感じたあなたは、多かれ少なかれ「尽くさなければ」と考えてしまうだろう。

あなたは彼の身の周りの世話をやいたり、メールやラインの返事をすぐに返したりと、どんどん自分の生活ペースを彼に合わせてしまうのである。


あなたが尽くせば尽くすほど、彼の気持ちは離れていく。

残念ながら、あなたがどんなに彼に尽くそうと、そのことで彼があなたに愛を感じることはないのである。

それどころか、彼は「あなたを手に入れた」という確信をより強め、ますますあなたから醒めていくだろう。


尽くすことに疲れたあなたは

あなたは次第に、彼にダメ出しをするようになっていく。

疲労と不安が掛け合わさると、人は怒りを覚えるのである。

・なんで×××してくれないの?
・私がこんなにしてあげているのに…

男にとって、「手に入れた」と確信している女性からダメ出しをされるほど、居心地の悪いものはない。

こうして、彼はあなたに対して完全に興味を失っていくのである。


もう一つの女性の愛、それは独占欲。

そして、いつしかあなたは、彼の醒めたその態度から、

「相手が浮気をしているのでは」と疑い始めるかもしれない。

彼の予定をつぶさにチェックし、また不安に耐えきれなければ彼のメールを覗いてしまう場合もあるだろう。

それは、あなたが彼を愛しているがゆえの行動なのだが、残念ながら彼にその思いは伝わらないのである。

彼にしてみれば「自分はあなたから信用されていない」このように感じるだけだからだ。

ここまでくると、二人の恋愛は完全にゲームオーバーと言えるだろう。

こうして彼は、あなたのもとから去っていくのである。


本当の愛と何か。

イエス・キリストは「人にしてもらいたいと思うことを人にしてあげなさい」と、弟子へ説いた。

しかし、これは男女の恋愛においてこれは当てはまらないのかもしれない。

なぜなら「男の愛」と「女の愛」ではそもそも、その構成要素が異なるからである。


では、どうしたよいのか。

それは「男がして欲しいことを学び、それをしてあげる」、これこそが本当の愛なのだと思う。

あなたが本能の赴くままに、男に尽くしたり独占しようとしたりしながらも、他の女性よりも恋愛で抜きん出ることは、

よほどあなたに魅力がない限り不可能といっていいだろう。


相手に尽くしたり、独占しようとしたり

何度でも言う。

彼はそうされることを望んでいないのである。

たしかに、口では「尽くして欲しい、独占して欲しい」、

こうしたことを言う男もいるかもしれない。

しかし、実はそれは「あなたを手に入れる過程」を楽しむゲームのようなものなのである。

もし本当にあなたがそれをしたならば、彼は「あなたを手に入れた」と確信し、あなたとの関係に醒めていくのである。


では、男が本当に欲していることは何なのか?

「男の愛とは責任感」ということを以前に話をした。

そして「男の性欲」ついても前回、解説をした。

「最近、彼がめっきり優しくなくて」、

こんな時、あなたはこれらを踏まえた行動をすべきなのである。

 

この続きは次回も話をしていきます。

参考書籍:男が本当に考えていることを知る方法 著・ぐっどうぃる博士

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彼の気持ちを取り戻す「ただ一つの方法」VOL.1

2018年08月20日 · 恋愛

「最近、彼がめっきり優しくなくて」

こんな時、あなたはどうしたらよいのだろう。

前回の[彼から優しくされなくなった時に考えて欲しいこと]でも話した通り、

男が恋愛をする上で最も燃えるのは「相手を落とす過程」なのである。

もちろん、付き合った後も変わらず優しい男は少なからずいる。

しかし、そういった男も実は「優しくしないと振られてしまう」といった考えのもとで行動している場合が多数であり、

これがいざ結婚後ともなれば、今度は「責任感」や「社会的契約」から、男の行動は全く違ったものになる。


男は、手に入れたら「次」に目がいく。

男は「相手を完全に手に入れた」と感じた瞬間から、相手への興味が急降下するのである。

もちろん、これは恋愛だけにかぎったことではない。

クルマでも高級時計でも、もし予算が許すのなら、男の興味はいつだって「手に入れたら次へ」と向かうのである。

つまり「付き合った後も優しい男」と「付き合ったら優しくなくなる男」がいるのではない。

「気を抜くと彼女が自分の手元から離れるのでは」と心配している男と、

「絶対にこの女は自分から離れない」と安心しきっている男がいるだけなのである。


女の愛とは何か

男の愛が「責任感」であるならば、女の愛とはなんなのだろう。

おそらくそれは「献身」であり、そして「独占欲」と呼ばれるものだと思う。

好きな男に「尽くしたい」「力になりたい」と思わない女性はいないだろう。

しかし、その一方で「大好きな彼が望んでいるから」といった理由で、その男の浮気を許す女性もいないのである。


あなたが彼を「愛そうとすればするほど」彼の気持ちは遠ざかる?

繰り返しになるけれど、男の恋愛の目的は「相手を手に入れた」と確信するまでにある。

いや、もっと正確に言おう。

男は「相手を手に入れる過程」を楽しむために恋愛するのである。

このことは女性にはにわかに信じがたいことかもしれない。

しかし、これこそが男の心理なのである。

前回話した「痴漢」の話を思い出してみて欲しい。

痴漢の目的とは何であったか。

それは「ひょっとしたら触れるかも」という相手を「触ろう」とする過程だと説明した。

「触った先に続く性的な何か」ではなく「相手に触れるまでの過程をドキドキする」、

これこそが、彼らが社会的リスクをおかしてでも得たい感情なのである。


結局、男はみんなカラダが目当てなのか?!

「結局、男ってカラダが目当てなんでしょ」と話す女性がいる。

確かにこれは否めない。

しかし、このことについてはもっと深く考える必要があるだろう。

では反対に、こういったことを言う女性に僕は聞きたい。

「なぜ、男は体が目当てなのか」と。

性欲? もちろん、それもあるだろう。

しかし、これでは答えの半分にしかなっていない。

なぜなら、男は自身の性欲を自分一人でも解消することができるからである。


では、もう半分とは何か。

それは「女性は、自分が好きな男としか寝ないはずだ」という男の思い込みに答えがある。

つまり、男にとっては「その女性と寝る」ということは、「その相手を手に入れた」ということと同じなのである。

こう考えると、「こと」に及んだ後に急に男が冷たくなる理由ができる。


まとめ

① 誰でもいいから寝たい

「相手がプロでも・自分に酷いことをした相手でも・二次元のアニメでも構わない」という性欲

② 好きな女性と寝たい

その女性を「手に入れた」と自分の中で感じるための証明手段。

 

この二つの感情が混ざり合っているのが、男の「やりたい気持ち」の正体なのである。

そして、男とはこの二つの気持ちを決して女性に悟られないよう、隠して生きているのである。


「最近、彼がめっきり優しくなくて」

もう、この理由は説明するまでもないだろう。

それは、「彼があなたを手に入れた」と確信したからである。

では、このような場合はどうしたらよいのだろう。

もう少しこの話は続けていきたい。

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彼から優しくされなくなった時に考えて欲しいこと

2018年08月13日 · 恋愛

「最近、めっきり彼が優しくなくて」

こんな相談はよく受ける。

・付き合う前までは、あんなに優しかったのに
・最近はメールもほとんど返してくれない
・ひょっとして、もう彼は自分のことを好きではないのかもしれない

こんな時、女性はどうしたらよいのだろう。


あなたは男性について「何」を知っていますか?

僕がこれまで出会ってきたいわゆる「恋愛上手」の女性達は、例外なく男性心理についてたけていた。

以前、僕は「男の愛とは責任感」といったことを書いたけど、これだって本当の意味で理解できている女性なんて、ほんの一握もいないだろう。

彼があなたに体型のダメ出しをするのも、なかなかプロポーズをしてくれないのも、実は「男の責任感」がその背景には存在している。

だから、たった一言あなたが「私にそんなに責任なんて感じる必要ないからね」と優しく言うだけで、彼の発言や行動を大きく変えることができるのである。

まあ、これについてはまた別の機会で話していきたい。


今日、話したいこと。それは「男はみんな、コレクター」

男の最も強い願望の一つに「コレクション」というものがある。

気に入ったものを収集したい・集めたい。男は誰もが、多かれ少なかれこの願望を持っている。

そして、この願望には少しばかりやっかいな点がある。

それは何かというと「目的が結果ではなく過程にある」ということである。

「どうしてもあれが欲しい」と言いながらも、いざそれが手に入るともう次の物に目がいってしまう。

これが女性には理解しがたい男のコレクション願望なのである。


「痴漢の目的」とはなにか

僕は仕事で「痴漢が止められない」、そんな患者の治療も行っている。

当初、僕はこういった患者のことを僕は全く理解ができなかった。まあ今も完全には理解できていないが……。

だって、考えてもみて欲しい。「触るだけ」?? よけいにムラムラしそうなものである。

歌舞伎町のどこを探したって、「服の上から女性のカラダを触るだけの風俗店」なんてないだろう。

でも、よくよく患者の話を聞くと、どうやら痴漢とは「ギャンブル」に近い心理と関係しているようなのである。

つまり、彼らは「ひょっとしたら触れるかも」そんな一か八かの行為における過程に興奮を覚えているのである。

そう考えると、痴漢のみの風俗店が存在しないことも理解できる。

彼らは性的なことを成し遂げる結果に満足したいのではなく、あくまでも過程に興奮を覚えているのである

== まあ、その心理の根底には触られる女性の気持ちを理解できない浅はかさや、傲慢さといったものもあるのだろうが。


話が少しそれたので戻してみたい。

つまり、何が言いたいのかというと「男は過程に燃える生き物」なのである。

そして、これは恋愛においても同様である。男が恋愛で最も頑張るのはいつか。

女性には嬉しくない事実だが、それは「相手を落とすまでの過程」なのである。


男は、手に入れたら「次」に目がいく。

確かあれは10年ほど前のことだったと思う。

友人との付き合いで高級腕時計のバイヤーと話す機会があった。

そこで僕が「こういった高額な商品は、どのようにして売っていくのですか」と尋ねると、そのバイヤーはあっさり「過去に高級腕時計を買われた方に手紙を送るんです」と答えた。

当時の僕にはその意味がよく理解できなかったのだが、今となってはとてもよく分かる。

男は「コレクター」の生き物なのである。


「最近、めっきり彼が優しくなくて」

それは、彼のコレクターとしての本能がそうさせているのである。

では、彼と付き合ったあと、あなたはどうすればよいのだろう。少し長くなったので、次回じっくり話していきたい。

 

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自分を大切にする」とは? VOL.2

2018年08月06日 · 恋愛

「自分を大切にしない人は、他人からも大切にしてもらえない」

今日は、このことについて前回のとは少し違う視点から考えてみたいと思います。


なぜ、あなたは彼の事が好きなのでしょうか?

人は、様々な理由で恋をします。女性が100人いればそれこそ100通りの恋の形があるはずです。しかし、多くの場合「人が人を好きになる過程」は以下のパターンで進んでいくのです。


1.好意は。自分と似ている所から始まる。

人は、自分と似ている人に安心感を覚えます。仕事でも趣味でも、また好きな食べ物なんかでも、とにかくお互いに共通点があると人は相手に親近感を覚るのです。

そして「自分と似ている人なら自分を理解してくれるはずだ」と考え、好意を抱くのです。よく「夫婦は顔が似てくる」などと言いますが、実は、始めから外見の似ている人同士が結婚したに過ぎないのです。


2.恋は、自分とは違う所から生まれる。

共通点から生まれた好意は、相手が「自分には無い物」を持ちあわせていると、そこから恋に発展するのです。「同僚の男性が仕事に賭ける想いを語るのを聞いてキュンと来た」なんてエピソードはよく聞く話です。

「自分と似ていると思っていたら、実は○○でビックリした」こんな状態こそが、実は恋の始まりなのです。


しかし「自分を大切にしない人」の恋のパターンはこの形からは外れます。

どう、外れるのかというと彼女はいきなり[2]から入るのです。なぜでしょうか。それは、彼女が「自分のことが好きではない」からです。

見た目だったり性格だったり。それはその人によって異なるのですが、ただそういった理由から彼女は「自分と似ている人」を避けるのです。そして、ではどんな[2]を求めるのでしょうか。


それは「自分のコンプレックスを埋めてくれるような相手」を求めるのです。

・学歴にコンプレックスがあれば高学歴な人を
・体型にコンプレックスがあればスリムな人を
・ルックスにコンプレックスがあればイケメンを

このような形の恋は、はたかた見ると普通の恋とさして変わりはないのですが、その『結末は大きく異なる』のです。


そもそもコンプレックスとはなんなのか?

「人は短所で悩む」と考えている人は多いのですが、実はちがいます。

人は、短所でなく長所で悩むのです。例えば、僕は中国語が話せない事に対してなんのコンプレックスもありません。しかし、英語がペラペラな同僚に対しては、少なからずやっかみを覚えます。

なぜでしょうか。それは、僕が少なからず英語が話せるからです。つまり、分りやすく言うならば「1.5流の人が1流の人に憧れる」。これがコンプレックスの正体なのです。


自分を好きでない人は、「自分のコンプレックス埋めるため」に恋をする。

彼女にとって、付き合うこととは「自分のコンプレックスを克服する手段」なのです。

そして、もし相手からふられようものなら、それは「過去の自分に逆戻り」する事を意味するのです。


こうした状態はもはや「恋」ではなく「依存」と表現したほうが適切かもしれません。

一緒にいるときは「尽くしている」と考え、自分の心をおし殺してでも相手の言いなりになってしまう。

しかし、彼に会えない時間が続くと、今度はとめどもない不安からアルコールやドラッグにおぼれたり、または複数の男性と関係を持ったりと、直接的にも間接的にも自分を傷付けてしてしまうのです。


僕の診察室には、たくさんのこうした女性が訪れます。

彼女はいつだって「自分を好きになれない」「彼から優しくして貰えない」と訴えるのです。悲しい生い立ちの人も少なくありません。なぜ、彼女はいつも恋愛で苦しんでしまうのでしょうか。

それは、前回お話した通りです。そう、彼女の「窓」は割れているのです。では、そういった人はどうすればいいのでしょうか。

僕はいつだって、精一杯の言葉で「自分を自分の子供のように」と伝えているのです。

 

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