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ダイエットについて②

2011年09月03日 · コメント(0) · ダイエット

昨日の続きである。

何故、意志が強い人であろうとダイエットは難しいのか。考えを述べたい。

私は、人間誰しもが、個々の遺伝子上に「食欲の程度」なるものが書き込まれていると考えている。これは「概念」である為に「単位」が存在しないのだが、便宜上ここで、日本人の一日における食欲の平均量を「100ハラペコ」(1ハラペコ=20カロリー)と定めてみる。

この遺伝子は脳の視床下部に働きかけ、日々意志とは無関係に、設定された「ハラペコ」を食欲として、人間の食行動に結びつける。そしてこれは一日単位でなく、生涯単位で管理されている。

知能が発達してない人類の祖先は、この「ハラペコ」で無意識に食事量を決めていたと思われる。(例えば犬や猫は日常において「食いだめ」なるものをしない)

もともと人類はその進化の過程において、長い間「飢餓」に悩まされてきた。具体的に言うと約300万年といわれる人類の歴史で、克服できたのはわずかここ100年足らずなのである

そういった歴史背景であった為、、「高いハラペコ設定である事」=「食欲が旺盛である事(体脂肪を蓄えること)」は餓死を回避する上で非常に有利であったのである。その結果、「ハラペコの設定値が高い」遺伝子を持つ個体が生き残り、我々もそれを受け継いでいるのである。 またここで言う、「ハラペコの設定値が高い」とは、「設定された体重が重い」という事につながる。 つまり、個々の体重そのものが、遺伝子に決められた「ハラペコの設定値」に規定されている、とも言えよう。そしてそれは「個人の食欲」として現れる。

「200ハラペコ」の固体は「50ハラペコ」の固体よりも飢餓時代を生き抜けるのは当然であろう。

また逆に「60ハラペコ」の人は、「120ハラペコ」の人に比べて少ない食事量で満足できる、とも言える。

それは意志ではなく、遺伝子に規定されているだけである。

よく「腹8分目が大切」といわれるがあれは嘘である。そんな事ができる人間はいない。

人間は、食事が開始したとたん「満腹」と感じるまで食事をしている事自体を認識できないのである。

痩せていて食事量が少なく見える人も「ハラペコ」に動かされ、本人にとっての10分目まで食べているのだ。

もちろんこの論理に科学的な証明はない。しかし誰しもが思い当たる節があるはずだ。

例えばあなたが体調を崩し、一週間、食事もできずに寝込んだとする。体重が発熱もあいまって、5キロ減ったとする。多くの人が回復後に「病気は辛かったけど、痩せたのは嬉しい」と言うであろう。「元の体重に戻らないようにする」、と誓いを立てる人もいるだろう。

しかし、その後、誰もが意識できずに食事量が一定期間上昇し、結局元の体重に戻るのだ。普段通りの食事量であれば、完全なる体重の維持はできなくとも、せめて元の体重に戻る事は苦労なく防げたはずなのに。

こんな経験はだれしも有るのではないか。無意識のまま食事量が増えてしまい、短期間で寸分狂わず元の体重ぴったりに戻るのだ。

過酷な絶食に近いダイエットをした人も同様である。やせた後、しばらくした後、理性では歯止めが効かない暴食に走るのだ。まるで「失った何か」を取り戻すかのごとく暴食する。そしてやはり寸分狂わずもとの体重に戻るのである。そして、体重が元に戻った瞬間、あれだけ「止まらない」と嘆いていた「暴食」もピタリと止まるのである。

もちろん、人間の体重は摂取カロリーと消費カロリーの差し引きにより決まる。これは昨日も述べた。

同じ「110ハラペコ」の人間が2人いたとしても、趣味がランニングの人と、読書の人では個人の体重は異なってくる。

「代謝がいい、悪い」といったものもあるだろう。仕事が肉体労働の人と事務職の人でも変わってくる。

しかしこの生まれもった遺伝子上に書かれている「ハラペコ」の設定値は変えられない。これが私の考えである。

 つまりダイエットとは、その遺伝子(ハラペコの設定値)に逆らう行為とも言えるのだ。 例えば体重が60キロの女性は、どうしたら50キロになれるかを悩む。50キロの女性にダイエット方法を尋ねるかもしれない。しかし、その時に体重70キロの女性がどうしたら60キロになれるかを悩んでいる事実がある。

70キロの女性に、どうしたら60キロになれるかを聞かれても、答えられないのである。(もちろん、聞かれれば「もっともな理由」を答えるであろう。しかし、50キロの人の前では口をつぐむであろう。)

真実は、「私はそのような「ハラペコ」の設定値で生まれてきたから」という答えしかないのである。 

例えば多くのメディアにおいて、ダイエットの為には「ゆっくり食事をする」事が大切と、紹介される。しかし、少し考えれば分かるが、仮にその時は少量の食事で満足できたとしても(それすら怪しいが)、結局はあとでお腹がすき、間食などで補正されることとなる。

 ここまで理解ができたなら、次はどうしたら良いのか。それはいずれ機会を設けて述べていく。

簡単に言うと、方法は3つしかない。

・本能(ハラペコの設定値)をだます。

・消費カロリーを増やすのであれば、してはいけない「3つの事」を必ず守る。

・ダイエットを目的から手段に変換する。

このどれか一つでもできれば、生涯においてストレス無くやせ続ける事ができる。

無意識にダイエットに成功した人はこの「どれか」もしくは「複数」を必ず実践しているのである。

 最後に、私はこれまでにたった一人だけ、意識的にストレス無く「ダイエット」に成功し続けている人物を知っている。

それは、私自身である。

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