プラセボのレシピ

プラセボのレシピ header image 1

なぜ人は目標を達成したがるのか?

2019年10月18日 · 人生, 仕事

・スポーツの大会で優勝する
・希望の学校や資格試験に合格する
・起業して成功する
・理想の相手と交際(結婚)する

人には人の数だけ目標があるわけですが、それが達成ができるか否かの「心の持ちよう」はどこにあるのか。

今日はそんなテーマについて考えてみます。


 

成功がしたければ、

・モデリング(成功者の模倣)をしましょう
・運気を上げることが大切です
・自分の強みを知りましょう
・強く願うことで、引き寄せることができます
・潜在意識を使うのです
・心理学論文のサマリーをお届けします

書店に行くと、こうした「目標達成」のハウツー本は山のように並んでおり、最近は動画配信でこうした話を熱く語る方もいるようです。

もちろん僕は、これらの理屈や方法論を否定するつもりはありません。

しかし、いくら書籍や動画でこうした情報を得ようとも、それが個人の目標達成に繋がるのかと言うと、僕は懐疑的なのです。

なぜなら、試合の勝ち負けや合格の成否、起業の成功などは、

・敵やライバルのコンディション
・競合の有無

といった自分ではコントールができない要因も大きく影響するからです。
(相手に「呪い」でもかけられるのなら話は別ですが)


 

では、目標を達成するにあたり最も大切な「心の持ちよう」は何なのか。

おそらくその答えは、

「何か特別な方法を学ぶ」

といった、意識や(逃避的な)向学心ではなく、

「今日の自分の行動は、目標達成の確立を上げたのか、下げたのか」

ただただ、その一点にのみ焦点を当て、自身の行動を日々振り返る、意識と勇気だと思うのです。

プラセボのレシピ:第382話

「なぜ、自分は目標を達成したいのか」と問われたなら、誰もが「その結果、自分は幸せになれるからです」と答えると思います。しかし、真の幸せとは、一日の終わりに能動的に動いた自分を振り返り「今日もまた目標達成の確立を上げることができた」と実感できること、すなわち「達成に近づくプロセス」こそがその正体なのです。

→ コメント(0)タグ :

新規開業につき、一緒にお仕事をしてくださる方を募集します

2019年10月08日 · 仕事, 社会精神医学

本年12月1日より、豊島区の千川駅 (有楽町線・副都心線) 徒歩0分の場所で、

心療内科「ライフサポートクリニック」をオープンすることとなりました。

ライフサポートクリニックの柱は以下の4つからなります。


精神科専門医による外来診療
(夜 19時半までやってます。依存症、発達障害の患者さんもお断りしません)


運動でうつや不安障害を治療
(空手やボクシングを応用したプログラムです。お薬だけに頼らない治療も実践します)


ワークショップでメンタルを治療
(精神医学や心理学、哲学などをベースとしたコーチングセミナーとなります)


企業の顧問精神科医
(精神科専門医・認定産業医の資格を持つ医師が、社員や経営者のメンタケアを、第二の産業医としてサポートします)

当院のクレド(信条)は、
「本当に価値のある医療の提供」
です。

そして、いくら価値があろうとも費用が高額であったなら、患者さんが継続して治療を受けることは困難です。

そこで ①はもちろんですが、
② ③も保険診療で行います。

②の運動療法 ③のワークショップ
は、共に60分の集団治療なのですが、

患者さんの自己負担額は270円~900円/回程度で、
治療期間は3ヶ月~6ヶ月を目処に設定します。

もちろん「安かろう、悪かろう」では意味がありません。

②では、空手のナショナルチャンピオンや、ボクシングの現役ランカーが、精神科医や公認心理師と共同でプログラムを行い、

③では、僕がテキストを作成しメイン講師も僕がつとめます。

④の顧問精神科医も、当面は無料でやってみます。

そんな幻想と共にオープンとなるライフサポートクリニックですが、

現在、新規立ち上げから一緒に働いてくださる 看護師さん、事務員さんを募集中です。
(看護師さんは時給2200円より、事務員さんは時給1200円より)

「運動が大好き」「心理学を働きながら学びたい」そんなスタッフさんが皆さんの周りにいらっしゃいましたら、ご紹介をして頂けましたら幸いです。

条件の詳細につきましては、以下〔とらばーゆ〕のサイトをご覧ください。

スタッフさんの社員登用制度もあります。

また掲載はありませんが、作業療法士や精神保健福祉士、心理職の方も募集いたします。

https://toranet.jp/t/sp/T903040s.jsp?rqmtId=Y002CWSQ&ecd=01&__u=1570326559818-7363479416569635178

現在、たくさんの方のサポートやご厚意を受け、完成まであと僅かとなりました。

メンタルクリニックは日本ではまだまだ敷居が高い印象があります。

しかし、世の中に「絶対に苦しくなんてならない」なんて方は存在しませんし、それは治療者だって同様です。

そして、そんな方が訪れてくれた際には少しでも力になれるよう、これからも自己研鑽を重ねていきます。

ライフサポートクリニック
東京都豊島区要町 3-11-1
東信ビル 2.3.4階

開院は12月1日となります。

20191008_111950

コメントは受け付けていません。タグ :

「時間」と「後悔」

2019年10月05日 · 人生, 深層心理

なぜ、楽しい時と苦しい時とでは時の流れが異なるのか、

今日は、そんなテーマについて考えてみます。

実は、苦楽によって時の流れが異なる(ように感じる)のは、

「時」という概念が、人の作りあげた幻想であるからです。

もちろん「時」を計測することは可能です。

しかし、月の満ち欠けが観測されたからといって、月の形状が変化したことには繋がらないように、

計測や観測が可能であることと、その存在が証明されることは、必ずしもイコールとは言えないのです。

では「時」とはどのような幻想なのか。

その答えを端的に言うならば、

「時とは、人が現状(今)に不満がある際に創り出してしまう幻想」

と言えるのです。

人は「今」の自分に満足ができなければできないほど、

・あそこで、あちらを選んでおけば ……
・あの時、あれをやっておけば ……

と、まるで過去の(選択をした)自分と、今の自分とが連続している「線」のような感覚に包まれ、

・これを継続することで将来は ……
・これを守ることで今度こそ ……

と、「今」の自分が抱える不満が存在しえない未来を夢想するのです。

つまり、もし人が「今」の自分に100%満足できていたならば、

過去を振り返ることも、その選択を悔いるもことも不可能であり、

失った過去を取り戻そうと、未来に思いをはせる必要性も生じえないのです。

「後悔、先に立たず」

これは誰もが痛感したことのある格言ですが、

結局、この「先」という概念も「後悔」から産まれる幻想であり、

それゆえ人は楽しければ「時」を感じることはなく、

苦しい(欲望が満たされなくなる)と「時」という概念を創造するのです。

プラセボのレシピ:第381話

※ 不安は未来から生まれ、未来は過去から生まれます。そして、だからこそ「今」を生きることが、人生を充実させる鍵となるのです。

参考文献

:自我論集(著)J・フロイト
:ものぐさ精神分析(著)岸田秀

コメントは受け付けていません。タグ :

「呪文」の正体

2019年09月24日 · 深層心理

「呪文って本当にあるのですか」

先日、こうした質問を受ける機会がありました。

呪文、まじない、洗脳、こうしたものは、いたっいどこまで本当なのでしょうか。

現代の精神医学の診断学の中心は、米国の精神医学界が発行する「DSM5」です。

うつ病、躁うつ病、統合失調症、不安障害、…
恐怖症、PTSD、小児性愛、…

本書には、ありとあらゆる精神の病的な症状や行動が統計に基づき掲載されています。

しかし、本書が唯一カバーしていない精神の異常が、呪文や洗脳についてなのです。

果たして、呪文といものは本当に存在するのでしょうか。

多くの場合で、呪文は知らない言語であったり聴き取りにくい文言であったりします。

それはさておき、なぜ呪文は呪文たるのか。

意味が分かるから?
意味が分からないから?
意味を見いだせるから?

恐らく、全てが間違いなのだと思われます。

呪文は、音でありリズムであり音量なのです。
例えるなら、フォークで皿を引っ掻く音であり、
黒板を爪で擦る男なのです。

呪文はその音やリズム、音量により、人の本能に不安(対象なき恐怖)を与え、

その不安をなんとか取り除くべく、人は理性を動員し、自己治療としての物語を紡ぐのです。

そして、その物語に縛られたとき、人は呪文に屈してしまうのです。

(プラセボのレシピ:第380話)

コメントは受け付けていません。タグ :

我慢の心理学

2019年08月19日 · 人生

「我慢が足らない」とよく人から叱られるのですが、どうしたらよいでしょうか ?

先日、こんな相談を受ける機会がありました。

我慢とは何か。

そして、なぜ人は人に我慢を強いるのか。

おそらくそれは、我慢とは精神的にも肉体的にも辛いながらも、それに見合うほどの価値や結果が伴わないからだと思うのです。

(結果、「我慢とは尊いものである」といった、どこか宗教的じみたカラーを帯びていき、布教のごとく伝播されていくのです。)

しかし、よくよく考えてみたならば、

我慢とは「我(現状の自分)への慢(うぬぼれ)」であり、

これは「思考の怠慢」とも呼べるのです。

もちろん我慢によって物事が好転することもあるでしょう。

しかし、それは単なる確率論であり、いわば「祈り」に近い作業なのです。

もしも、あなたの現状が苦しいのなら、

そして、そんな現状を変えたいのであるならば、

大切なことは現状に対する我慢ではなく、

新しい何かに挑戦する勇気なのです。

(プラセボのレシピ:第379話)

コメントは受け付けていません。タグ :

あなたの「使命」とは

2019年08月07日 · 人生, 仕事

「使命の見つけ方を教えてください」

こうした質問を受ける機会がありました。

使命とは何か ?

おそらくそれは、

「これは、自分にしかできない」
「これなら損得無しで頑張れる」

こうしたものと、

「自身が属する社会での役割」

が一致したときに得られる感情(使命感)だと思うのです。

私達はいつだって「自分のやりたいこと」を探そうとしたならば、

「これをやれば儲かりそう」
「これをすれば認めて貰える」

と、自身の欲や他所の視点に囚われてしまう傾向があります。

もちろん、それはそれで悪いこととは思いません。

しかし、もし一度きりの人生を本当に充実させたいのであれば、

自分の「命」を誰かのために「使う」、

すなわち「使命」を持つことが大切であり、

そのためには、日々、自分自身を高める努力を怠らず、

そして「高めた自分が誰の役に立てるのか」について、

社会を観察し続けることが求められるのです。

(プラセボのレシピ:第378話)

 

コメントは受け付けていません。タグ :

後悔の正体について

2019年07月25日 · 人生

「やらないで後悔するよりも、やって後悔するほうがいい」

といった考え方がありますが、これは全くもってその通りだと思われます。

なぜなら、「やったことで生じる後悔」とは、出来事の記憶に由来するため、必ず時間と共に忘却されますが、

「やらなかったとで生じる後悔」とは、自身の可能性に由来するため、

現状が苦しければ苦しいほど、時間と共にその気持ちが増大する傾向にあるからです。

(プラセボのレシピ:第377話)

 

コメントは受け付けていません。タグ :

博打の負けは博打で取り返せ!?

2019年07月11日 · お金, 依存症

「認知のゆがみを治すことが依存症の治療では大切です」

と話す人がいます。

たしかに、それはその通りです。

しかし、専門家を名乗る方でも誤解をしているケースは少なくありません。


例えば、これは本当によくある話なのですが、

「ギャンブルは儲かる」といった認知を「ギャンブルは儲からない」といった認知に変えましょう!

といった治療は完全に的外れなのです。

なぜならギャンブル依存症とは、「過去にギャンブルで儲かった経験がある」人が発症する疾患だからです。

 https://diamond.jp/articles/-/117430

つまり、ギャンブル依存症者の「ギャンブルは儲かる」といった認知はゆがんでいる、

と指摘する方の認知こそゆがんでいるのです。


では、ギャンブル依存症の治すべき認知とはどんなものなのか。

一例を挙げてみますと、

ギャンブルによって多額の借金を抱えた方が、

「一発当てて、迷惑をかけてきた方達にお金を全て返したい」

という発想のもと隠れてギャンブルを継続し、周囲から完全に見捨てられてしまう、

といったケースがあります。

こうした人の行動背景には、

「当てたお金で借金を返せたなら、またみんなと上手くやっていける」

といった認知が潜んでいるのです。


しかし、もし仮に大当たりを手にして借金の返済ができたなら、どんな未来が待っているのか。

残念ながらお金を貸してきた人達は、その返済が「ギャンブルで得たお金」と知るや否や、その相手と絶縁するのです。

なぜならお金を返して貰った人達は、相手が再びギャンブルで借金まみれとなりお金を借りに来る事を、借金まみれにも関わらずギャンブルを続けていた事実から悟るからです。


「借金を返済しさえすれば、迷惑をかけた方達と、また上手くやっていける」

依存症の方がそう考えてしまう気持ちはもちろん分かります。

しかし、そうした認知を

「ギャンブルで作ったお金で返済しても、相手から絶縁されるだけである」

「最大の恩返しとは、自分が生涯ギャンブルを絶つことである」

といった認知に変換することが、治療者の役割なのです。

(プラセボのレシピ:第376話)

 

コメントは受け付けていません。タグ :

消費税と民主主義の話

2019年07月04日 · お金

消費税率の引き上げに踏まえて「計画的に購買する人」がいます。

また、消費税率の引き上げを踏まえて「計画的に貯蓄する人」もいます。

お金はいつだって人を賢明な判断から遠ざけてしまうわけですが、今日は、もうじき税率が上がる「消費税」について書いてみたいと思います。

過去の5%と8%に引き上げた際には消費や経済成長が悪化した事実から、この度も高い確率で景気は悪化すると思われます。(消費税は「消費の罰金」であり、罰則が強化されたなら結果も自明です)

そのため「景気回復」と言う視点に立ったなら、増税は逆効果と思われます。

しかし、私はかねてより「消費税が国家の主たる財源になること」は良いことだと考えているのです。

なぜなら消費税とは「最も脱税が困難」な税金だからです。

私も過去には「上げるべくは大手の法人税や、富裕層の所得税」と考えていました。

ただ、いくら法人税を上げたところで「経費として計上」されてしまえは逃れられますし、

所得税が高くなればなるほど、優秀な人材が日本に集まることも留まることもなくなってしまうのです。

一方の消費税は、税率を上げれば上げるほど、所得が表に出てこない反社会的な人達や、急増している外国人観光客からも効果的に税を徴収できるのです。

もちろん、消費税にも弱点はあります。

それは、貧困層の方が「税金が高くて何も買えなくなる」というリスクです。

しかし、そうした問題も政府が「食や住」を現物支給することで、解決できるかもしれません。

食料であれば、毎日廃棄されてしまうお弁当を政府が発行するクーポンで交換できたり、古くなった備蓄米を配給するイメージです。

住居に関しても、人口の減少が止まらず空き部屋が急増しているわけですから、何かしらのシステムを構築することで解決できると思うのです。

そして、こうした制度は貧困層だけでなく、やがて全国民が利用することも可能かもしれないのです。

「脱税困難な消費税を主たる財源とし、食や住を国家が無料で現物支給する」

あくまで一つの思考実験に過ぎないのですが、こうした政策を皆さんはどのように思われるでしょうか。

私の意見はと言いますと、ここまで書いておきながら激しく矛盾するのですが、

それでは政府から住まいも食料も管理されている、某共産主義国家そのものだということです。

(プラセボのレシピ:第375話)

※ 参考文献:働き方完全無双 ひろゆき(著)

コメントは受け付けていません。タグ :

「恋の始まりと終わり」についての考察

2019年06月28日 · 恋愛

恋愛において、
「あの人だけは好きになってはいけない」
と思った時は手遅れなのですが、

「あの人だけをちゃんと好きにならなければ」
と思った時もまた手遅れなのです。

(プラセボのレシピ:第374話)

コメントは受け付けていません。タグ :